丹鳳山 瑞石寺[瑞石禅寺]
ZUISEKIJI ZEN TEMPLE
基本データ
- 宗派
- 曹洞宗
- 住所
- 〒823-0011 福岡県宮若市宮田5629 Map
- 電話
- 0949-32-8236
歴史
『筑前國続風土記』巻之13 ○瑞石寺(曹洞宗)の項に 下記のような記述がある。段落・脚注は作者が付加した。
丹鳳山と號す。 楠谷と云所にあり。 金生村に属す。 原田村より一里に近し。 門前に民家少あり。 されども里に遠く、山谷の奥ふかき所にありて、 いと物すごき境地なり。 沙門[1]は樹下石上の居住こそ本意なれば、 誠に寺院よろしき所也。 もろこしの書に、凡寺院は多く深山幽谷の佳境にありといへり。 吾が日の本にても亦かくのごとし。 この寺の閑寂なる事、見るたびに感賞せずといふ事なし。
神傷山行深。憂破崖寺古。[2]と 杜少陵[3]が作りしも、かかる所なるべし。
此寺は豊後泉福寺無着和尚の法嗣、天眞和尚の開基にして、 今に泉福寺の末寺也。
庭前に、高さ三尺ばかりの烏帽子のごとき石[4]あり。 此石天眞彦山より携へ来る。瑞を現する事あり。 是に依て瑞石寺と称す。
小早川隆景の時、寺のほとりなる山林20萬坪寄附せらる。 其後長政公より以来、代々先例のごとく寄附有て、 是を以て寺産とせり。 長政公の証文判形有。此寺に古き法衣あり。 無奢和尚の伝ふる所也。
此寺の末寺、諸所に7箇寺あり。
[1]沙門:僧侶の事か?
[2]神傷山行深。憂破崖寺古。:原書は漢文である。書き下すと「山行の深きに神たまひしは傷しめ。崖寺の古きに憂は破る。」
[3]杜少陵:杜甫(712-770)
[4]烏帽子石:庭の十六羅漢像の後ろにある岩のことか?
ひとくちメモ
瑞石寺は宮若市の如来田地区の山あいにひっそりと伽藍を構えている。 『筑前國続風土記』でも絶賛されているように、深山幽谷の佳境の地である。
本堂、山門などもかなりの年代のもので、 まさに二つ星の寺院である。










