鉢伏山 金剛寺趾 FORMER KONGOUJI TEMPLE
基本データ
- 宗派
- 真言宗
- 住所
- 〒819-0163 福岡県福岡市西区今宿上ノ原932−72 Map
- 電話
- なし
歴史
金剛寺は怡土七ヶ寺のひとつであった。境内の案内板の内容をそのまま記す。
鉢伏山観音のいわれ
筑前国続風土記によると神功皇后の怡土巡遊の聖蹟をしのび、 聖武天皇が怡土郡に七個寺の勅願寺を建立されたと伝えられている。
ここはその七個寺の一つ、鉢伏山金剛寺の趾である。金剛寺は近くの清流(七寺川) のほとりに七つの子院を持つ大寺で僧坊も多かったが、今は観音堂一宇のみが わずかに残る竹林やスダシイの老樹にまもられ、きびしい歴史の中に生きている。 本尊は昔、寺が火災にあったとき飛び去り後に志摩郡浜崎浦の海底から 引き揚げられた。里びとが元のように観音堂に置こうと背負ってくると 相原の辺りで急に重くなったので同所の長福寺に安置し、代わりに長福寺の 仏像を安置したと言い伝えられている。
かっては観音堂に向かって左側に清賀上人または弘法大師の鉄鉢を埋めたと 伝えられる巨岩があり、鉢伏岩と呼ばれ敬われたが今はなく、現存する大岩 の横に並んでいたという。 - 昭和52年3月 福岡市
『筑前続風土記』巻の二十二に下記の記述がある。
○鉢伏山
鉢伏山金剛寺の跡、上原村の上、高祖山の北の麓に在。 安上より遥に谷の奥に在。 昔は大寺にて僧坊も多かりしとかや。是怡土郡七箇辭の一也。坊中の舊後今は 竹林となれり。甚廣し。昔の本尊の観音今は朽木と成猶少し残れり。 村民近き比、纔なる草庵一宇を立て、別に新に観音の小像を刻んで安置す。 彼小菴の向に、鉢伏岩とて大岩有。其形鉢を伏たるが如く成によりて、此名有にや。 俗には、弘法大師鉢を伏せし岩也と云伝へり。 凡鉢伏と云所は、爰のみに限らず、他國にも同名有。 (中略) 凡怡土郡七箇寺と云るは、雷山千如寺、染井山霊鷲寺、一貴山夷巍寺、 小倉山小蔵寺、鉢伏山金剛寺、久安寺、楠田寺。みな真言宗なり。
ひとくちメモ
今宿野外活動センターの高祖山登山口より、山道を15分ほど登ると金剛寺趾がある。 高祖山中は網目のように山道があり、道標などもよく整備されている。 単独行は危険な為避けるべきである。








